量子コンピュータに向けまた一歩

テレポーテーション型量子計算を世界初実証 NTTと阪大
NTTと阪大が、テレポーテーション型量子計算の実証に世界で初めて成功した。「量子コンピュータ実現に向けて1つの突破口が開かれた」という。

2008年05月27日 10時07分 更新
 NTT(持ち株会社)と大阪大学は5月26日、テレポーテーション型量子計算の実証に世界で初めて成功したと発表した。「量子コンピュータの実現に向けて1つの突破口が開かれた」としている。テレポーテーション型量子計算では、遠隔地にいる多者間でテレポーテーションをしながら量子計算が行えるため、量子秘密計算などの暗号通信への応用も期待できるという。

 量子コンピュータの課題は「量子ゲート素子」の実現。量子コンピュータは「回転ゲート」と「制御NOTゲート」という2種類の量子ゲート素子があれば可能だが、制御NOTゲートは実現が極めて難しいという。

 NTTと阪大の共同研究チームは、量子テレポーテーション(離れた場所に量子状態を転送する)を使うテレポーテーション型量子計算の1つ・「一方向量子計算」に注目。光子4つを使って実験を行い、理論的な古典限界値を超えた量子演算を確認。テレポーテーション型量子計算を実証した。

 一方向量子計算では、「量子もつれ」をあらかじめ準備しておけば、後は1量子ビットごとの測定という簡単な処理で制御NOTゲートを実現でき、量子コンピュータの実現に近づく。

 成果は5月27日付け米科学誌「Physical Review Letters」(電子版)に掲載される。


テレポーテーション型量子計算を世界初実証 NTTと阪大http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0805/27/news029.html


実は、量子コンピュータには秘めた可能性があるのです。
それは、現在Intelの寡占市場にあるCPUを一気に独占出来る程。


詳しくは検索していないのですが、アーキテクチャが変わり
現在のCPUの倍以上(少なくとも2倍以上)の飛躍的な性能の向上が見込まれる


適当に検索したらNECのが解りやすいかも

「スーパーコンピュータでも計算に1千万年かかると言われている300桁の素因数分解を、数十秒で解いてしまうと言われる量子コンピュータ。」

以上引用
http://www.nec.co.jp/rd/innovative/quantum/top.html


これが、完成すれば宇宙や医療なども分散コンピューティング等を
使用しあらゆる分野に恩恵を受けられるのではないのでしょうか。