NTT東西が「フレッツ・ADSL」の新規受付を来年6月で原則終了へ ブロードバンドの先駆け

NTT東西が「フレッツ・ADSL」の新規受付を来年6月で原則終了へ ブロードバンドの先駆け

 

 NTT東日本と西日本は31日、電話回線によるブロードバンド(高速大容量)通信サービス「フレッツ・ADSL」の新規受付を2016年6月30日で終了すると発表した。光ファイバーへの移行で利用者が減少しているうえ、「ADSLモデム」などの関連機器も製造が終了され、保守も不可能になるため。

 当面は代替となる光サービス「フレッツ光」の利用が可能な地域が対象。西日本は例外的に、自治体と連携してサービスを提供している地域は引き続き申し込みを受け付ける。

 今回は新規受付の中止発表にとどまるが、サービスを完全に停止する時期については、未定としている。

 光ファイバー通信の先鞭を担う形で、フレッツ・ADSLは00年12月から提供が始まったブロードバンド通信サービス。2005年度の契約数が東西合計で568万2千件と最も多かったが、現在は121万9千件と5分の1以下に減っている。

 ADSLは電話回線を使って提供する毎秒1メガ~数十メガビットの高速データ通信サービスで2000年から本格的なサービスが始まった。

 

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